STEAMWORKS情報「外国税額控除」ってどうやるの?

STEAMでアプリをリリースする際、みなさんは「外国税額控除」をしていますか?

STEAMを運営している会社は「レベニューシェアの支払いの30%を源泉徴収し、IRSに納めること」を義務付けられています。

しかし、日本は米国と租税条約を結んでいるので、場合によっては源泉徴収税を控除する事が出来るのです!

レベニューシェア…簡単に言えば銀行口座に振り込まれるお金が30%引かれるか引かれないかって、とても重要ですよね!

では、どうすれば「外国税額控除」を行えるか、その手順はこちらです。

  •  fss4をアメリカ内国歳入庁(IRS)へ提出し、米国納税者番号を取得する→その番号をSTEAMWORKSの税金情報に入力して、W-8BEN(W-8BEN-E)を提出

STEAMWORKSへ税金情報をインタビュー形式で答えていくと、租税条約の適用を受けるためのW-8BEN(法人はW-8BEN-E)という書類が自動で作成されます。これは、ロイヤリティ支払い者(Steamを運営するValve社)にディベロッパーが支払い前までに提出する必要があるものです。このW-8BENの中で、”U.S. tax payer identification number(納税者識別番号:TIN)” 欄を空欄のまま提出すると、「源泉徴収され、二重課税になる」という警告メールが届きます。しかし、納税者識別番号を取得して、番号を入れて登録しなおすことで、二重課税を回避できます。
※「税金情報の入力」を細かく説明した記事はこちらの下部を参照。

納税者識別番号は、ディベロッパーが法人の場合は、EINが該当します。Employer Identification Numberの略で、米国内で事業を営む事業体に割り当てられる9桁の番号です。

では、EINの取得について説明していきます。

参考サイトは下記となります。

初心者でも簡単にEINを取得! EINの記入方法(法人・個人)を解説 - 株式会社Villness(ヴィルネス)
EINの取得についてはAmazonのヘルプでも書かれているのですが、実際に私が書いた内容をサンプルとして初心者でも簡単にEINが取得出来るようにEINの記入方法(法人・個人)を解説させていただきます。
Where to File Your Taxes for Form SS-4 | Internal Revenue Service
Where to File Your Taxes for Form SS-4

①申請書類「fss4」作成


②FAXでIRSへ送信(外国からは、FAXでしか受け付けていないので、FAXで送ります。)

送り先:To: Internal Revenue Service  Attn: Ein International Operation 

Fax番号: (304) 707-9471 (outside the U.S.)
※取得したEINの通知がFAXで返ってくるので、FAX番号は必ず受信出来る番号を記載してください。

<FAX送り状文面サンプル>

Hello,
Please find attached the documents requested.
Thank you.

③2週間待っても返信がない場合、再度申請書類をFAXします。

<FAX送り状文面サンプル>

Hello, 
Please find attached the Application for Employer Identification Number document.
This was previously sent on FAXした日付, but have not received the form with the number.
Therefore, I have attached the document again. Please confirm receipt.
Thank you.
Regards,

④登記簿謄本提出を求められたら、提出(※取得日制限は特にありません)

⑤EIN取得後、STEAMWORKSで税務情報を入れると自動でW-8BEN(W-8BEN-E)を作成し、提出することができます。

もし既にEINなしで提出済みだったら、再度登録しなおします。EINを含む内容のW-8BEN(W-8BEN-E)が提出されることで、STEAMWORKSより「米国での売上に適用される米国の源泉徴収税率は0%です」という内容のメールが届きます。

W-8BEN-E提出の際は、STEAMWORKSから登記簿謄本提出を求められるので、提出しましょう。


※EINに関しては、2週間くらい経っても返事がない場合は、電話でIRSへ直接問い合わせてみましょう。(日本語通訳あり)
   参考サイト

 


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