STEAMWORKS~第3回 ビルド→リリース~

  • ゲームビルドのチェックリスト

ゲームをリリースするには、「あなたのゲームビルド」にあるチェックリストを全て完了にしなければなりません。

〇最低でも1つのデポを設定

まずはデポを設定します。
チェックリストにある「デポ」をクリックし、アプリデータ管理の画面を出します。
(作品のsteamworks管理ページにある「SteamPipe」タブ内のデポからでも出すことができます。)

デポの管理画面からゲームの管理をします。
デポのページに1度でも入ると1つのデポが作成されます。
チェックリストを完了させるには最低でも1つのデポが必要となります。
ダウンロードさせるファイルをユーザーのOS毎に変えたい、言語ごとに変えたい、などあればその必要な数だけデポを作成しましょう。

〇最低でも1つのビルドを設定

ゲームをアップロードしてから設定します。
「Steamworks SDK」が必要になるので、steamworksのホーム画面からダウンロードしましょう。右側下部に、「最新版SDKをダウンロード」というボタンがあるかと思います。

解凍する場所は任意で構いません。
ここからはWindowsとMacでやり方が異なるので、別々に解説します。

■Windowsの場合

SteamPipeGUI.exeを使います。先ほど「Steamworks SDK」のダウンロードで解凍したフォルダ内に
「sdk」→「tools」→「SteamPipeGUI.zip」とあるのでこちらを任意の場所に解凍します。
「SteamPipeGUI.zip」を解凍したフォルダ内にあるSteamPipeGUI.exeを実行します。

それぞれの項目を入力します。
・App ID:ゲームのアプリIDを入力します。
・Build Description:自分が管理しやすいと思う名称を入力します。
・Depot ID:ゲームのデポIDを入力します。
・Buid Path:アップロードしたいゲームがある場所を指定します。 (「Browse」ボタンをクリックするとパスを指定できます。)
      中段にある「Add Depot」ボタンから、アップロードするデポを追加することができます。複数デポがある時は追加しましょう。
・Steamworks SDK ContentBuilder Path:「Steamworks SDK」の解凍で作られた「sdk」→「tools」→「ContentBuilder」フォルダの場所を指定します。(「Browse」ボタンをクリックするとパスを指定できます。)
・Steam login:ゲームをアップロードしているsteamworksのアカウント名を入力します。
・Steam Password:上記アカウントのパスワードを入力します。
上記全てを入力したら、中断にある「Upload」ボタンからアップロードできます。
※お使いのPCで初めてのアップロードである場合など、「Steam Guard code」の入力を求められることがあります。steamworksのアカウントに登録しているメールアドレス宛にコードが送られているので、開いているプロンプトからコードを入力しましょう。

■Macの場合

「Steamworks SDK」の中にあるシェルを使ってアップロードします。
アップロードする前にvdfファイルを編集する必要があります。
ーーーーーーーapp_build_(アプリID).vdfーーーーーーー

"appbuild"
{
	"appid"	"(アプリID)"
	"desc" "Your build description here" // description for this build
	"buildoutput" "./output/" // build output folder for .log, .csm & .csd files, relative to location of this file
	"contentroot" "" // root content folder, relative to location of this file
	"setlive"	"" // branch to set live after successful build, non if empty
	"preview" "0" // to enable preview builds
	"local"	""	// set to flie path of local content server 
	
	"depots"
	{
		"(デポID)" "depot_build_(デポID).vdf"
	}
}

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(アプリID)、(デポID)をゲームのものへ書き換えてください。
ーーーーーーーdepot_build_(デポID).vdfーーーーーーー

"DepotBuildConfig"
{
	// Set your assigned depot ID here
	"DepotID" "(デポID)"

	// Set a root for all content.
	// All relative paths specified below (LocalPath in FileMapping entries, and FileExclusion paths)
	// will be resolved relative to this root.
	// If you don't define ContentRoot, then it will be assumed to be
	// the location of this script file, which probably isn't what you want
	"ContentRoot"	"../content/"

	// include all files recursivley
  "FileMapping"
  {
  	// This can be a full path, or a path relative to ContentRoot
    "LocalPath" "*"
    
    // This is a path relative to the install folder of your game
    "DepotPath" "."
    
    // If LocalPath contains wildcards, setting this means that all
    // matching files within subdirectories of LocalPath will also
    // be included.
    "recursive" "1"
  }

	// but exclude all symbol files  
	// This can be a full path, or a path relative to ContentRoot
  "FileExclusion" "*.pdb"
}

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(デポID)をゲームのものへ書き換えてください。
ContentRootはアップロードするゲームがある場所を指定してください。
ターミナルからコマンドを入力します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
画像は一例となりますので、お使いのPCでパスが異なる場合は、それぞれパス指定を置き替えてください。

cd  ./ContentBuilder/builder_osx/osx32
chmod +x steamcmd
cd ../
bash ./steamcmd.sh
login (Steamworks管理者アカウント) (パスワード)
run_app_build_http ../scripts/app_build_(アプリID).vdf
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(Steamworks管理者アカウント)、(パスワード)、(アプリID)をゲームのものへ書き換えてください。
※こちらも、お使いのPCで初めてのアップロードである場合など、「Steam Guard code」の入力を求められることがあります。steamworksのアカウントに登録しているメールアドレス宛にコードが送られているので、コードを入力しましょう。

●デポの確認

ファイルがアップロードされたかどうか確認するには、ビルドの状態を見ましょう。ゲームのsteamworks管理ページにある「SteamPipe」タブから「ビルド」を選択します。

正常にアップロードできていれば、「最近50のビルドを表示中」と「アプリビルド履歴」にゲームのリストが表示されます。
「含まれるデポ」のリンクをクリックすると、アップロードされたファイルの一覧を見ることができます。

●ブランチの切替

アップロードしたデポをライブ(活性化)にするにはブランチを切り替える必要があります。
最新のデポの「アプリブランチを選択」タブからdefaultを選択して「変更をプレビュー」をクリックします。
切替確認画面が表示されるので、Optional comment:にコメントを入力して「Set Build Live Now」を押下でブランチが切り替わります。
(カレントのdefaultの位置が切り替わっていることを確認します。)
後は「公開」タブから「公開の準備」→「Steamに公開」→「本当に公開する」で
Steamクライアントからアプリをダウンロード→起動できるようになります。
(本リリース前であればSteamworks管理者か、アプリのメタデータの編集権限が付与されているアカウント限定ですが)
※パッケージ詳細の設定は済ませておいてください

※注意
Windows版であればWindows環境から、Mac版であればMac環境からアップロードしてください。
面倒くさがってMac版をWindows環境からアップロードすると、Steamクライアントからダウンロード→起動を試みても動かないとかあります。
(Steamクライアントからの起動テストは必ずやりましょう)

〇定義されたオプションを起動

steam上からゲームを起動する際の設定を行います。
ゲームのsteamworks管理ページにある「インストール」タブから「インストール全般」を選択します。

steamからゲームを呼び出した時に実行させたい.exeファイルなどの指定をします。
「編集」ボタンからそれぞれ編集することができます。
「実行可能ファイル」には、実行させたい.exeファイルなどの実行ファイルを指定します。
Windows版のみであればそのまま「更新」を押せば大丈夫ですが、複数OSの場合OSごとに起動オプションを設定する、などゲームの仕様で必要に応じて各項目で入力が必要となります。

〇デポ言語を設定済み

デポの設定で「全ての言語」を選択していた場合はそのまま「デポ言語を設定済み」は完了となります。
言語を指定していた場合は、指定した数だけデポを作成する必要となります。

〇ストアと 開発者コンプリート パッケージのマッチ

デポの設定で、デポが1つだけだった場合はそのまま「ストアと 開発者コンプリート パッケージのマッチ」は完了となります。
デポが複数ある場合はsteamworksページにある「アプリとパッケージ」タブから「パッケージを表示」を選択します。

するとパッケージの一覧が表示されます。
各ゲームについて、「Developer Comp」、「for Beta Testing」、「Steam Store Packages」があります。
編集したいゲームのSteam Store Packagesの、パッケージ ID: の右側に数字があり、そこがリンクとなっているのでクリックします。

デフォルトでは「含まれるデポ」が1つになっているかと思います。
下部の「デポの追加/削除」をクリックして、作成したデポを追加します。

追加したいデポを選択したら、スクロール下部に「Save」があるのでクリックして保存します。
このデポの追加を、「Developer Comp」、「for Beta Testing」、「Steam Store Packages」すべてに対して実行しましょう。

これで「あなたのゲームビルド」のチェックリストは全て完了になっているかと思います。
確認のため、ゲームのsteamworks管理ページを見ましょう。

「アプリケーションの名前と種類」、「対応オペレーティングシステム」の2つの設定が、それぞれストアと同じか確認しましょう。違った場合は修正します。

ここまで確認したら、「公開」タブから「本当に公開する」で保存します。
(秘密の確定コードを入力する必要があります。)

  • ゲームビルドのレビュー

ゲームビルドの全てのチェックリストを完了にすると、ゲームの「リリースの進捗状況」の「あなたのゲームビルド」内に、「レビューの準備完了と設定…」ボタンが表示されます。

このボタンをクリックすると、レビューに提出したこととなりsteamの営業日で3日ほどで審査結果がメールで送られます。
ストアプレゼンス上の情報と実際のゲームの仕様に齟齬がないかをチェックしており、齟齬があると審査が通りません。メール内に内容が指摘されているので、メールを確認しながらどちらかを修正し、齟齬を無くしましょう。
修正し終えたら、再審査を行いましょう。

  • ゲームのリリース

ゲームビルドのレビューの審査が通った状態でリリース予定日になると、ゲームの「リリースの進捗状況」の「リリース」内に、「アプリをリリース」ボタンが表示されます。

「アプリをリリース」ボタンをクリックすると、ゲームのパッケージの詳細が表示されます。
内容に問題が無いことを確認し、「今すぐ公開」をクリックします。

もう一度ゲームのリリース確認画面が表示されます。
画面の指示通りに「アプリケーションをリリース」と入力し、「今すぐリリース」をクリックします。

以上で、ゲームのリリースは完了です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました