今回は、ゲーム作りに関する悩みについて書こうと思います。
「ゲームが完成しない」「スケジュールがすぐに遅れる」という方は多いのではないでしょうか。
我々がゲームを作る際に決めているルールを5つ紹介していきます。
・完成像を明確化する
ゲームを作り始めた際、アイデアを形にするところから始める人も多いと思います。
しかしアイデアを形にしただけではゲームは完成しません。ゲームの最終的な着地点を
早く決め、完成像を明確化することが大事です。
完成像を明確化することで、どのくらい時間が必要か見えてきて、同じ作業をするのでも
スピードが変わってきます。ゲーム作りは、終わりのないものですが、それを言い訳に
いつまでも完成が見えない状態で制作を続けていては、本来出せるはずの開発スピードも保てず、
ズルズルと時間が過ぎてしまいます。
出来るだけ早い段階で完成像を思い描くことを意識しましょう。
・壁から取り組む
ゲーム作りには、必ず障害になることが出てくると思います。
その壁を置いて開発を進めることも出来ますが、後に取り返しのつかないことに繋がったり
完成までのスケジュールが読めなくなったりと、困ることが多くなります。
技術的な物であれば尚更、早めに取り組んで、解決出来るかを試し、難しい場合の代案など
決断を早く行える状態を作るべきです。
面倒なことから片付けるようにして、常に視界がクリアな状態を作りましょう。
・段階的な開発をする
ゲーム作りでは、段階的な開発を意識して、常に遊べる動く状態を維持することが重要です。
1ステージを作り込むよりも、通して全てを遊べるようにして、段階を踏んで全体的に
ゲームを磨き上げていくイメージを持ちましょう。
通して遊べる状態を維持することは、様々なメリットがあります。
単純に開発者のモチベーションを維持出来る、仲間や他の人に作業を依頼する際に困らない、
体験版やアーリーアクセスなどユーザーへ意見をすぐに求められる状態である、などです。
ゲームが完成しない、開発する余力もない、しかもゲームも動かない、という最悪の状況にならないよう、常にゲームが動く状態を維持して、いつでも舵を切れる状態を作りましょう。
・軽量化は段階毎に検討する
ゲームを作る際、どんどん形にしたい気持ちが先走り、忘れがちなのが軽量化です。
今はPCの性能も上がり、余程なことをしない限りはPCで動作しなくなることはありませんが、
他プラットフォームへの移植も検討されているなら、軽量化は避けては通れません。
段階的な開発を心がけていれば、各段階ごとに検証して軽量化を考えることが出来ます。
作り上げてから軽量化を行うのは、とても骨の折れる作業です。
段階毎に軽量化を行い、最後に大幅なスケジュールの遅れを出さないよう計画しましょう。
・最初から完璧を求めない
完成が見えないゲームになる原因の大半は、ここにあると思います。
思い描く理想のゲーム、それはあなたの完璧と思うゲームです。
最初からその完璧を目指すと、大抵の場合スケジュールが遅れ、モチベーションが下がり、
いつまでも完成が見えない状態に陥ってしまいます。
最初から完璧を目指さず、次に繋げるという気持ちを持つこともとても大事なことです。
有名なスタジオのゲームも何作もの開発の積み重ねで、素晴らしいエンジンが出来上がっています。
ここだけは譲れない!という一点突破の精神で開発し、反省は次に活かすというスタンスで
開発することで、完成しないゲームを脱することが出来ます。
まとめると、
常に最終形を意識して開発し、
常に動く状態を保ち、
完璧を求めすぎずゲームを完成させる
となります。
ゲーム作りを始めて、なかなか完成しない、スケジュールが遅れるという方はぜひ参考にしてみてください。
また、あなたの開発のルールがあればTwitterやコメントで教えて下さい!
この5つのルールを意識して、ゲームを完成させられるサイクルを身に着けましょう!
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