「プラネットコースター」は、テーマパークのボスとしてパークを管理・経営し、夢のテーマパークを作るシミュレーションゲームです。自分の夢を詰めたパークを作るもよし、奇抜でインパクトのあるパークを作るもよし、リアルにありそうなパークを作るもよし、思い通りにテーマパークを作りましょう!
本作はそのタイトルの通りコースターなどの乗り物に特化しており、スリル満点のコースターはもちろん、ウォーターライドなどの比較的ゆったりめなライド、メリーゴーランドなども用意されています。
コースターは物理演算が用いられており自分で設計することができますが、設計によっては逆走してしまったり、かかる重力の強さによってお客さんの「興奮度」・「恐怖度」・「吐き気」のパラメーターが変動し特に後者2種は高まるとコースターに乗ってくれなくなったりします。適度にバランスを取って設計しましょう。コースターをテスト運転して設計に問題が無ければ、実際にコースターを開店することができます。なお、既に形になっているコースターを置くこともできるので設計が苦手なかたや作る手間を省きたい時でも大丈夫です。
建てた乗り物には実際にお客さんとして乗っているかのような気分になれる一人称視点でのライドができるので臨場感も得られます。ちなみにテスト運転でも一人称視点でのライドは可能なので、無理がある設計のコースターや設計途中でまだレールが完全に繋がりきっていないコースターでも臨場感を楽しむことができます。開店はできなくてもモンスターライドを作って楽しむ遊びもできるかもしれませんね。
ゲームでは、モードとして「キャリア」・「サンドボックス」・「チャレンジ」の3種類が用意されています。
キャリアモードでは既にある程度形が出来上がっている状態のパークをもとに、お題をこなすようにパークを増設・発展させていきます。パークは作るだけでなく資金の管理やパーク内の衛生管理、お客さんからの評価の管理など経営を意識する必要があります。
コースターなど乗り物を作っているだけでは経営は上手く行かず、ごみ箱や飲食物の販売店やトイレなどを配置したり、景観を良くしたりといったこともしなければなりません。
キャリアモードは経営に必要になる知識を学ぶチュートリアル的要素を含んでいるので、お題に沿って経営のヒントを得ましょう。
サンドボックスモード、チャレンジモードではほぼ何もない更地の状態からパークを設営します。
サンドボックスモードは資金が無制限で、かつ全ての施設等が解放されている自由性の高いモードです。
チャレンジモードは資金に制限があり、置ける施設も研究をして増やす本格的な経営が必要となります。
経営込みのチャレンジモードは難易度が高いですが、サンドボックスモードも「自由性が高い」という意味合いで制限がない分センスが求められたりと、違った難易度の高さがあります。キャリアモードでもそうですが、操作性については慣れないと少々難しいうえチュートリアルが無いので、見た目にも素晴らしいパークを作るには経験を積みたいところです。その分、素敵なライドやパークが出来上がった時の喜びは大きいものでしょう。
また、本作はSteamワークショップとの連携により、自分が作ったパークやオブジェクトを公開して共有あるいは世界中のクリエイターが作ったものを取り込むことができます。
パーク自体をダウンロードして参考にしてみても良いですし、オブジェクトを借りて自分のパークに取り込んでも良いです。公開されているオブジェクトには景観用の建物など様々ありますので利用すれば少ない手間でパークを豪華にすることも可能です。
本作をプレイするにあたって、ゲームの安定した動作には結構なスペックが必要になります。スケールが非常に大きい(配置オブジェクト数が多い)超規模パークに至ってはかなりのハイエンドPCであっても動作が重くなりますのでご注意ください。
大きなパークを作るならば、ゲームの設定で描画のクオリティを変更する以外にも、いかにオブジェクトを節約してパークを作るかも肝心になってきます。
先述のワークショップにて配布されているパークおよびオブジェクトを使用する際にも、そのスケールの大きさも一緒に確認することをおすすめいたします。
自由なライド設計で夢の遊園地が作れるテーマパーク経営シミュレーションゲーム「プラネットコースター」はFrontier Developments, Aspyr (Mac)よりSteamにて、7月9日まで75%オフセール中です。また、コンソール版としてPS5/PS4、Xbox Series X/Xbox One向けにも販売中です。
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