「Human: Fall Flat」代表的人気ふにゃふにゃ物理ゲーム。自機が思うように動かないもどかしさと楽しさ ー インディゲーム分析&紹介

ゲーム紹介

 「Human: Fall Flat」は自機の操作が思ったようには動かないという独特なゲーム性のプラットフォームゲームです。物を掴んでパズルを解きながら、足場を飛び越えながら、ステージの先を目指しましょう。
本作はマルチプレイが可能で、みんなでふにゃふにゃおかしくプレイしながらパズルを解けます。

 また、Steamでは現在9月24日(JST)まで66%オフセール中です。

 本作の最大の特徴は自機のキャラクター達がふにゃふにゃ動くという独特な操作性にあります。このせいで、「おおよそ狙った通りに近い動きはできるものの、”思っていた挙動と完全に一致する動き”からは微妙にズレる」という変な動きになります。この独特な操作性は大きな話題となり、今や「ふにゃふにゃ物理演算ゲーム」といえばこの作品の名が挙がるほど影響を与えました。
ただ単純に思い通りに動かない、ではただもどかしいだけでストレスです。ではいかにして人気となったのか?それにはいくつかのポイントが挙げられます。

・ビジュアル
キャラクターたちのふにゃふにゃ動くその挙動は見た目もコミカルで笑えます。
これがもし「キャラクターが思い通りに動いていないことはわかるが、いたって真面目に見えるビジュアル」であったなら、プレイヤーに与えるストレスは大きくなっていたでしょう。

・マルチプレイ可能
コミカルで楽しかったとして、その気持ちを誰かと共有できなければコミカルさにはすぐに飽き、次第にストレスのほうが大きくなってきます。マルチプレイは気持ちの共有には最適ですね。
もちろん、これまでの記事でも何度か触れている「自分もプレイしてみたい!」の欲求にもマルチプレイは優秀です。

・もどかしさのバランスが良い
ある程度なら思い通りに行くことともどかしさとのバランスは、もどかしさに寄り過ぎているというまでもなくストレスのほうが大きくなります。ですが思い通りに行きすぎても楽しさは生まれにくいので、とても良いバランスと言えますね。
ちなみに、パズルなどのゲームとしての難易度自体もあまりにも高すぎることはなく、比較的楽しみやすいです。

・人のプレイを見ているだけなら操作性のストレスがない
もどかしさのストレスを感じるのは主にプレイをする本人なのでプレイングを視聴するだけならそのストレスはないか少なくとも軽減されます。
ただし動画コンテンツとして作品をより楽しむには、視聴者が「このゲームは独特な操作性であると認識していること」が前提となるので、実況あるいは字幕解説など画面内で捕捉ができる形式のプレイ動画が話題となりやすいでしょう。
動画によってまず作品をひととおりストレスなく知ってから、その後実際にどのようなものか「自分もプレイしてみたい!」の欲求に繋がることでより抵抗の無い状態からプレイをスタートさせられます。
前提知識があるかないかの違いによって受けるストレスの度合いも変わって来ます。より長くゲームを続けてもらい、ユーザー伝いにより多くの人におすすめされるようにするには、当然ストレスが無い方が好ましいです。

 良い認識で「○○な作品と言えばこれ!」と名が挙がるのは大変名誉なことですから、その高みを目指したいですね!

 ふにゃふにゃ物理演算ゲームの代表プラットフォームゲーム「Human: Fall Flat」はデベロッパー:No Brakes Games、パブリッシャー:Curve Digitalより、PC(Steam)、PS4、Nintendo Switchなどで配信中です。また、Steamでは現在9月24日(JST)まで66%オフセール中です。

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