【ゴアあり】「Library Of Ruina」じっくり考える超ストラテジーなターン制カードバトル ー インディゲーム紹介

ゲーム紹介

 「Library Of Ruina」は前作『Lobotomy Corporation | Monster Management Simulation』に続くストラテジーゲームです。

 アーリーアクセス期間を経て現在は正式リリースしていますが、今までの通算で550,000本ほど売れているのではないでしょうか。

 戦闘の基本はデッキから使用するカードを選ぶターン制ですが、とても戦略性が高い作品に仕上がっており、少々初心者を寄せ付けにくいほどの複雑さで骨のある難易度となっています。
その複雑な戦闘のうちの、基本となる部分を紹介します。バトルの全てまでは解説しきりませんが、本記事で触れられなかった部分についてはやって・慣れてが一番かと思います。

 バトルは接敵した相手とのダイス勝負となります。ダイスは選択したカードによって種類、振れる個数、出目の幅が決まります。上の画像を例にすると、右上の질풍각(※疾風脚)のカードは「1回目に出目7~13のダイスで貫通属性攻撃、2回目に出目2~6のダイスで貫通属性攻撃を行う(厳密には反撃ダイスですが、本記事では説明を省きます)」となります。対峙しようとしている左上の낙인(※烙印)のカードは「1回目に出目3~6のダイスで貫通属性攻撃、2回目に出目3~7のダイスで貫通属性攻撃を行う」です。1回目は100%で질풍각が勝ちますね。続く2回目はほんの少し낙인が有利そうですが、勝敗はダイスの出目次第な模様。
また、敵味方に複数のキャラクターが居ると1ターン中に何度も接敵する可能性があり、接敵の仕方によってもダイスの振れる・振れないが変わります。
ここでは、まずはわかりやすい1対1での接敵として説明します。

 ダイスは大分類として「攻撃ダイス」と「守備ダイス」の2タイプに分かれています。
「攻撃ダイス」には3タイプあり、「攻撃ダイス」どうしがぶつかると出目の高いほうが相手に一方的にダメージを与えます。ダメージは数値差は関係なく勝った側の数値に応じてきまります。
このダメージにはHPダメージと混乱ダメージがあり、HPゲージが無くなると倒れ、混乱ゲージが無くなると次の1ターン行動不能になります。ダイスも触れず当然無防備です。
ダイスのタイプはすくみの関係(“AはBに強くCに弱い”といったようなもの)は無く、攻撃を受けた際に受けるダメージの倍率に影響します。RPGの魔法耐性のような感じですね。

 「守備ダイス」には2タイプあり、「防御ダイス」と「回避ダイス」で動きが異なります。
「防御ダイス」が「攻撃ダイス」に勝った場合、自分はダメージを受けず攻撃ダイス側に混乱ダメージのみを与えます。
「防御ダイス」が「攻撃ダイス」に負けた場合、自分の数値分に応じて受けるダメージを減らせます。
「回避ダイス」が「攻撃ダイス」に勝った場合、自分はダメージを受けず混乱抵抗値を回復するうえ、その接敵中の次の攻撃に先ほどの回避ダイスを持ち越して勝負できます。場合によっては何度攻撃されても1つのダイスのみで全てを回避し、一方的に打ち勝つことすらあります。
代わりに「回避ダイス」が「攻撃ダイス」に負けた場合、受けるダメージは一切減らせません。
「守備ダイス」どうしがぶつかると、混乱の数値のやり取りを行ったあとお互いのダイスが必ず消滅します。上記の説明から、一見超数値の「回避ダイス」があれば全て解決しそうですが、「守備ダイス」を合わせられることでどんな数値差でも強制的にダイス消費をさせられることになります。

 なお、いずれの組み合わせにおいても同じ数字の戦いは相殺となります。

 このルールに従って攻撃・防御のやり取りを行い、もしどちらかにダイスが余っていた場合には更に追加のアクションが発生します。
「攻撃ダイス」はそのまま同じ相手に「一方攻撃」を行います。
“未使用の”「守備ダイス」はそのダイスを一時温存し、”そのターン中に”次に誰かから接敵されたときに使いまわせます。ターン終了を迎えると意味はなくなります。

「一方攻撃」は攻撃側のみがダイスを振る場合のことを指し、どちらもダイスを振っている場合は「マッチ」と呼びます。カードによっては一方攻撃かマッチかで発動内容が変わることがあります。
一方攻撃をする・受けるには以下のようなケースがあります。
■ダイス1個とダイス3個がマッチし、ダイス3側が余ったダイスで攻撃する
■ターゲットに接敵する前に、別の敵と接敵してしまう
■既に接敵してダイスを消費済みのターゲットに、次の味方が接敵する
■混乱しているターンに接敵される
実際の戦いでは複数の敵味方が入り乱れているので、ターゲット先や接敵の順序で思わぬ一方攻撃を受けたりします。

 カードの左上にある数字は使用コストです。各ターンの開始時にはそのコストである「光」とカードがそれぞれ+1されますが、混乱しているターンではそれすらないので、非常に危険な状態であると言えるでしょう。敵が混乱するときは積極的に狙い、逆に味方が混乱しそうな時は慎重に管理したいところですね。

 敵が使おうとしているカードとターゲット先は行動決定前に確認できますので、しっかりと作戦を練って打ち勝ってください!

 以上で説明を終わりますが、基本ルールだけでもこれだけのボリュームを持つのでバトルの全てを理解するにはとにかく慣れるのか手っ取り早いかと思います。

 その戦略性で骨太な難易度のターン制カードバトルストラテジーゲーム「Library Of Ruina」はProjectMoonよりSteamにて配信中です。

Library Of Ruina on Steam
"May you find your book in this place." Combat between the guests and the librarians breaks out as if it were on a stage...

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