放置ゲーム「Cookie Clicker」の人気が衰えない理由 ー インディゲーム分析

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「Cookie Clicker」はOrteil氏が2013年8月に開発したブラウザ放置ゲームです。2021年9月2日にSteamにて発売し、ブラウザ版を除いて毎日のアクティブユーザー数が約4万人以上を保っています

ゲームの概要は以下の記事で紹介します。
放置ゲームの開拓者「Cookie Clicker」が9月2日にSteamにてリリースする予定です。
パブリッシャーのPlaysaurusはデベロッパーのOrteil(Julien Thiennot氏)が開発した「Cookie Clicker」を2021年9月2日にSteamにて発売すると発表しました。本作は2013年...

それでは発売してから8年にわたって「Cookie Clicker」の人気が衰えないのはなぜでしょう?まずはゲーム画面から見てみましょう。本作を開くと左に大きなクッキーがあり、右にアップグレードが並んでおり、ゲームのタイトル名から誰でも大きなクッキーをクリックしたら何か発生することを察しているでしょう。この直感的で分かりやすいUIや遊び方はゲーム好きかに関係ずにたくさんのプレイヤーを惹いたではないでしょうか

次はゲームプレイから見てみましょう。プレイヤーはクッキーをクリックして新たなクッキーを焼きます。作ったクッキーを使い、自動的にクッキーを生成する施設を購入しループしていきます。この単純なゲームプレイではどうしてもすぐ退屈になりそうに見えるでしょう。実はこのゲームプレイは心理学を上手く利用しプレイヤーをプレイし続けさせています

この心理学は簡単に言えば、人は何か行動をして褒美という刺激を受けることによって自発的にその行動をするようになります。この場合ではプレイヤーがクッキーをクリックすることでクッキー数が大きな数字になるという刺激を受けています。さらに、プレイヤーは自動生成の施設を購入することで自ら行動しなくても褒美がもらえ、大きな満足感が感じられるでしょう

ただし、同じことを何度もやると誰でも退屈になります。本作はこの8年間にアップデートし完成度を上げることによって数々のミニゲームやゴールデンクッキーなどのような選択肢を用意しプレイヤーにクッキーを増やす方法を自ら選ばせることでプレイ意欲を保っています。さらに、本作では実績を解除すればするほどクッキーの生産量が増すアップグレードがあります。そのため、その膨大な実績はプレイヤーに明確な目標を持たせる役割を果たしています

これらのゲーム要素や設計が「Cookie Clicker」の人気が衰えない理由ではないでしょうか?今でも完成度を上げていく「Cookie Clicker」は日本語に対応しており、ブラウザSteamにて配信中です

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