「超将棋」は全ての駒が物理的に動く将棋ゲームです。駒をデコピンで飛ばす感覚に近いでしょうか。進路に他の駒があれば味方もろとも突き飛ばしながら突進する駒たち。王・玉将を含む駒に当たってもそれだけでは取れませんが、盤上から落とすことで取ったことになります。ど突き合って、殴り合って、相手の王・玉将を落としましょう！
”将棋関係あるの？”とお思いかもしれませんが、各駒の基礎的な動きについては従来の将棋に依存しています。
上の画像は「竜馬」を動かす瞬間。自身の向きを軸に斜めには赤の、上下左右には白の矢印が出ています。「竜馬」なので8方向に矢印が出ていますが、矢印が出る方向はしっかりと元の駒に従っています。従来の将棋でいういくらでも進める方向が赤矢印、1マスのみ進める方向が白矢印となっているわけですが、赤方向には非常に強烈な力で動かすことができます。反面、白矢印は大したパワーを生みません。
このほか、特殊な移動数である桂馬でのみ使える緑矢印(パワー強)、単に回転して駒の向きを調節する水色矢印が登場します。水色矢印は使い方次第で駒を立てるといったことも可能。しかも動作はしっかり、その立った状態の向きを軸に、意味不明な向きに矢印が出ます。なんだったら真上に飛んでしまおうか！？
撃ち出す方向が決まったらパワーを決めましょう。特に赤矢印は長く溜めるとかなりの距離を突き進むようになります。溜めすぎるとかえってしょっぱい力になるのでタイミングで撃つと良いです。
相手側の陣地縦3マスのエリアに駒が踏み込めば、自動で従来の将棋と同じように成ることができます。「香車」などは成ることで撃つ方向が増える代わりにパワーの大きい赤矢印を失うことになり、成りも自動なのでそこでも戦略性が生まれます。
1駒対1駒ならまだまともに突き飛ばせますが、いくつもの駒がひしめき合っていると赤矢印最大火力でぶつかっても力が分散されて中々動きません。人混みに、いや駒混みに鎮座する王・玉将はガードが堅いとも言えるので、相手もどう追い詰めていくかも意外に大事。
また、持ち駒(取った相手の駒)はなんと駒台の上から直接打ち込んで盤上へ入れます。当然そのまま他の駒を突き飛ばすことも可能ですが、なにぶん駒台は盤よりも高度があるので赤矢印を全力で撃ち出すとそのまま上空を盤外まで吹っ飛ぶ面白い光景になります。(当然駒は盤から落ちているので相手の持ち駒へ…)
本作はオンライン対戦、フレンド対戦があり、将棋らしいターン制バトルとターンなどお構いなしなリアルタイムバトルがあります。
1人で黙々と…な詰将棋モードで遊ぶこともできます。詰将棋では、条件付きで相手の王・玉将を突き落とせばOK。物理ならではの奇想天外ステージもありますよ。
時に攻め、時に守る日本古来のボードゲーム『将棋』、ここに超化して登場！物理戦略ゲーム「超将棋」はFortgsよりSteamにて配信中です。
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