絶望の12分間から抜け出せ「Twelve Minutes」ー インディゲーム紹介

ゲーム紹介

Twelve Minutesは個人であるLuis Antonio氏が開発しAnnapurna Interactiveが発売したトップダウン型インタラクティブ・スリラーのアドベンチャーゲーム。Steamのレビューでは全体:やや好評 直近:賛否両論に分かれている。しかし業界内では話題であり、有名ゲームクリエイターの小島秀夫氏がTwitterにて絶賛したエピソードは有名だ。

妻と二人きりで過ごすロマンチックな夕べのはずが、刑事が突如として部屋に押し入ってきたことから物語が始まる。刑事は妻が殺人犯だと言い、主人公の男を殴打して死に至らしめた。気が付くと男は帰宅直後に戻っており、再び刑事は現れる。そしてまた戻り……。不思議なことに、男はこの12分間のタイムループに閉じ込められてしまった。男は未来を変えて、このループから抜け出すことが目的となる。

本作は見下ろし型のアドベンチャーゲーム。舞台となるアパートは2LDKで、調べられるのはリビング、ダイニングキッチンとベッドルーム、シャワールームとクローゼットだけ。ループしている時間内に解決しなければ必ず開始地点に戻ってしまう時間制限があるため、常に緊張感がゲーム内に張りつめている。この中でプレイヤーは証拠や会話の内容から事件の解決、結末の改変を目指すことに。
また、タイムループはこの時間内だけのものになるため、同じ行動をするとゲーム内でも同じことしか起こらない。全てを記憶し、取ったことがない行動で未来が変わるよう試行錯誤しよう。

プレイヤーの操作はマウスやコントローラーが使用可能。マウスならポイント&クリックで動くことができ、インベントリ操作ではドラッグ&ドロップを使用で直感的な操作ができる。コントローラーも対応しているが、操作性はマウスの方がやや上かもしれない。

Twelve Minutesは公式に映画「シャイニング」の持つ夢の中にいるような緊張感と「裏窓」の閉塞感、そして「メメント」の断片的な構造をうまく組み合わせた作品になっていると明言している。作品から上記のエッセンスがところどころに感じられるかもしれないので、映画のファンにもオススメしたい。

本作はSteam/Xbox One/Xbox Series X / Sで配信中

Steam:https://store.steampowered.com/app/1097200/Twelve_Minutes/
公式サイト:https://twelveminutesgame.com/

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