古代ローマ帝国のとある都市の終末を見届けよう「The Forgotten City」 ― インディゲーム紹介

ゲーム紹介

2021.11.29

The Forgotten CityはModern Storytellerが開発した探索と推理を主としたミステリー・アドベンチャー・ゲーム。あの「Skyrim」で300万ダウンロード以上を記録した有名modをUnreal Engineでリメイクした作品で脚本家組合賞、Australian Writers’ Guild Award賞などを受賞している。

本作はタイムトラベラーとして2000年前の古代ローマ帝国の地下都市に引き寄せられた主人公が無限ループのように住民の最期を繰り返し体験するミステリー・アドベンチャー・ゲーム。ループを利用したマルチエンディングを採用している。
都市の探索、住民への聞き込みによって都市の真実に迫ると、繰り返される1日の行動も変化していく。
都市にまつわる壮大な謎を解き明かすためにタイムループを上手く利用し、時には道徳観に反する苦渋の決断を迫られ、その選択が運命を動かしていくことになる。

原作がSkyrimということもあり、キャラクリエイトやクラス選択が出来る。軍人は銃を携帯、考古学者は考察ができたり会話で選択肢が追加され逃亡者は走る速度が上昇、記憶喪失だと体力上限が上昇する。戦闘やアクション要素はもちろんあるが、それだけに頼っていられない状況が必ず来る仕組みになっているので、しっかりと探索をして情報を集める必要がある。

本作のキーワードは「黄金律」だ。この街では実際に古代ローマにあった「十分の一刑」という罪を犯した集団の兵士の中から抽選で10人に1人を選び罰を与えるという罰則を元にしたような黄金律「ひとりが罪を犯せば、全ての人が死ぬさだめとなっている」という法が支配している。このルールの中、プレイヤーはこの世界の秘密を解き明かしていくことに。