「世界で100万本売る」ことは可能か?

インディゲーム市場について

 我々は「可能である!」と言い切ります。
 今後各項目をより深く掘り下げていきますが、ポイントを挙げれば以下になるのではないでしょうか。

0.最上位1%の世界
 100万本売る事がどれくらいの難しさなのか。
 分かりやすく表現すれば、インディゲームの世界で100本に1本の存在になるという事です。「Indie Live Expo」で紹介されている約350タイトルの中で、3本か4本が到達出来るであろう世界。非常に厳しい…けれども、不可能な目標ではないですよね。

1.「どこで勝負するか?」を明確にする
・インディは一点突破型
 これが最重要ポイントです。
 一点だけでも、これまでのゲームには無かった要素が盛り込まれている。そしてそれを、とことんまで突き詰めて仕上げている。これまでに無かったゲーム体験が出来る。
 この方向でしっかりアピール出来る内容になっているかどうかを自ら強く問いましょう。
・バズる要素
 一点突破ではあっても「バズる物」と「バズらない物」に分かれます。
 ゲーム実況者が思わず取り上げたくなるような物であれば理想的です。
・「実況で満足」させない
 さらにこれも重要です。
 実況を見るだけで満足出来る「消費型」ゲームの場合は、運よくバズっても売上本数が伸びるところまでいきません。
 「創造型」ゲームの場合は、実況を観た結果、自分でもそのゲームを体験したくなるので売上に繋がる傾向があります。

2.期待感を高める
 開発中にも情報は出し惜しみせず、twitterなどのSNS、「Indie Live Expo」などイベントへの出展、プレスリリースサイトの利用など出来る限りの手段を使って期待感を高めるように広報していきましょう。
 お金をかける必要はありません。無料で出来るプロモーション活動は数多くあります。

3.多言語展開する
 日本語だけでは、せっかく作ったゲームのポテンシャルのほとんどを活かせないまま終わってしまいます。
 インディゲーム全体でも平均3.5言語に対応しています。
 対象となるユーザー数を考えれば、少なくとも日本語の他に英語と簡体字はカバーしておく必要があります。

 ※Steamでの各言語対応インディゲーム数
 ・英語:33,000
 ・ドイツ語:8,000
 ・フランス語:8,000
 ・ロシア語:7,500
 ・スペイン語:7,000
 ・簡体字:7,000
 ・日本語:6,000
 ・イタリア語:5,000
 ・繁体字:3,000

4.多プラットフォーム、多機種展開する
 Steamだけでなく、Epic Games Store、GOG.comなど他プラットフォームや、switch、PlayStation Storeなど他機種にも展開することで、売上を確実に(おそらく1.5倍から2倍程度に)増やすことが出来ます。

5.セールの活用
 発売直後の勢いが止まっても、そこで終わりではありません。
 特にユーザー評価のポイントが高いタイトルであれば、定期的に開催されるセールに合わせて価格を徐々に下げていくことで、数年間に渉って売上をキープしていく事も可能です。

「夢」で終わらせず、本気で世界で100万本売れるゲームを目指していきましょう!

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