自作ゲームを世界で100万本売る!

自作ゲームを世界で100万本売る!

 ゲーム黎明期には独創的なアイデアで世界を席巻し、市場をリードし続けていた日本発のゲームたち。しかしこの四半世紀、世界での日本人ゲーム開発者の相対的な立ち位置は下がり続けています。

 私たちは、そんな状況に陥った原因を「日本には同人市場があったから」だと考えました。
良くわからない外国語を使ってレッドオーシャンの世界市場で戦うよりも、すぐ側に日本独自に発展した同人市場があり、アダルト要素さえ入れれば、ヒットして数千~数万本レベルとはいえ若干の創作意欲を満たしつつユーザーからの評価と金銭的な報酬も得る事が出来る…。
 私たち自身も含めて、ゲーム制作に夢を見た多くのアマチュア作家たちがそこに流れてしまったのも仕方の無い事だったと思うのです。

 しかし近年、状況が大きく変わりつつあります。
 まず、ゲームエンジンの発達と無償化でゲーム開発の敷居が大幅に下がりました。
技術的に特別に秀でた物を持っていなくても、熱意と時間さえあれば、世界市場で人目を惹くゲームを作ることが可能になっています。
 そしてSteamを筆頭に、世界と直接繋がる販売プラットフォームが誰にでも手が届く存在になったことも大きな変化です。
 誰でも自作ゲームを全世界のゲーマーに対して販売することが出来るようになりました。
そしてSNSやYouTubeゲーム実況の普及によって、プロモーションにお金をかけなくても一夜にしてブレイクするゲームが生まれる素地が出来ています。
さらには、まだ完璧ではないにしても機械翻訳の質的向上によって海外ローカライズの難易度も下がりました。
 これら状況の変化に歩を合わせるように、数人の開発チームで作ったゲームが、数十万~数百万本レベルで売れるという事例が、海外のみならず国内からも実際に出てきています。

 ――このムーブメントは決して一過性の物ではなく、今後もより大きなうねりとなっていくはずだ。

 私たちはそう確信しています。
 日本のゲーム開発には大きなポテンシャルがあり、上記のような成功事例が広く知られることで、これまで長い間、同人市場に向かいながらも溜まってきたパワーが一気に噴出してくるはず…。

 私たちはゲーム開発者であると同時に、日本のゲーム開発力再興を強く願う応援者でもあります。
 私たち自身「自作ゲームを世界でヒットさせたい!」という夢を持っていますが、それと同じくらい、国内のインディゲームシーンが盛り上がって世界市場での存在感が増していくなら、それもまた大きな幸せです。
 まだまだ試行錯誤の最中ですが、その過程で得た知見やノウハウをここで包み隠さず公開することで、多少なりとも同じ夢を持って活動する人の役に立てればと思っています。

※上記考えに賛同してくれるインディゲーム開発者様からの情報提供をお待ちしています。

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