「NKO DICE」は、複数のサイコロを緩やかな傾斜のお椀の中に投げ入れて出た目からその得点を競う、日本の伝統的なサイコロゲーム「チンチロリン」に似たハイビジュアルなゲームです。
ゲームの詳細を説明するにあたって、まず何より大切なのはこのゲームは「日本語は非対応」ということです。一部日本語のように見える表現があるようなのですが、それらは全て日本語ではありません。
「NKO DICE」には、チンチロリンとルールが異なる点が2つ存在します。1つは投げ入れるサイコロの数が多いこと。一度に5つ以上のサイコロを投げるため、出る目の数も自然と増えます。
そしてもう1つ大きく異なる点として、そのサイコロの「目」が、日本のひらがなに似た謎の記号となっています。通常サイコロは1~6の数字が描かれているものですが、「NKO DICE」で用いる6面サイコロは、ひらがなの「お」、「ち」、「ん」、「ま」、「う」、「こ」にそっくりな記号がそれぞれの面に描かれています。
例えば出た目のうち3つに「う」、「ん」、「こ」が1つずつ含まれていたとします。これは「NKO DICE」における1つの役であり、「う」、「ん」、「こ」を出すことでノリの良い効果音と共にカットインが入ります。
ーーーUNKOーーー
と、このように画面をはみ出す勢いのカットインも相まって、得点が得られるだけでなく文字通り「う」、「ん」、「こ」を出したという快感を得られます。
ただ、冒頭でも述べた通り「日本語は非対応」ということなのでこの文字列がどんな意味を持つのかはわかりまん。出すだけで得点が貰えるヒフミのような役としてありがたく受け取っておきましょう。
規定回数のラウンドの間サイコロを振って点を得るというだけのゲームに見えるかもしれませんが、そうではありません。プレイヤーはお椀の中のサイコロが止まり出目が確定する前に、お椀を直接揺らしてサイコロを動かしなおすことができます。ナッジと呼ばれるこの行動には回数制限こそあるものの、役を狙うには欠かせません。
更に、先ほど紹介した「う」、「ん」、「こ」といったような役を出すことでラウンド数が増加したり、あるいは次の1ラウンドに投げ入れるサイコロの数が増えたり、ナッジの回数が増えたりといった恩恵を得られます。
ラウンド数の増加は単純に合計点が高まるチャンスですし、サイコロの数の増加や出目の調整を狙えるナッジの回数の増加については、役を狙う上で非常に役立ちます。
ほかにも、このゲームではサイコロがお椀からこぼれ落ちることがあります。サイコロの数が減少するということなので痛手なうえ、最悪の場合その時点で役が成立しません。サイコロがこぼれ落ちないようにするには、できるだけお椀の近くから投げ入れると良いでしょう。その時に意識すべきことが、投げ入れる瞬間のカメラワークです。
カメラがお椀に近い時に投げると、サイコロはお椀の近くである低い位置から投げられます。逆にカメラが遠い時に投げてしまうと、高い位置からサイコロを投げることになり、お椀にぶつかった時に大きく跳ね返ってしまいます。
サイコロがお椀からこぼれ落ちるリスクが高まりますので、投げる前のカメラワークにしっかりと意識を向けましょう。
ところで、本物のチンチロリンではお椀からサイコロがこぼれ落ちることを「しょんべん」と呼ぶのですが、この「NKO DICE」でもそうなのでしょうか…残念ながら「日本語は非対応」ですので、真相は闇の中です。
「お」、「ち」、「ん」、「ま」、「う」、「こ」を駆使して作れるこのゲームの最高得点役は、計5つのサイコロが必要となる「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」です。この役は最高得点役というだけあり、カットインも特別に豪華なものが用意されています。
加えて次の1ラウンドに投げ入れるサイコロの数がなんと10になるなど、良いこと尽くしです。いかに「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」を出せるかがこのゲームの鍵となります!
5つのサイコロでいきなり「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」を出すのは難しいでしょう。5つのサイコロ全てを「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」に対応させるだけでなく、その「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」をお椀の中に入れなければなりません。まずは「う」、「ん」、「こ」などを出してサイコロを増やしてから狙いましょう!
そのほか、本物のチンチロリンのように同じ文字を3つ揃えることでも高得点を貰えます。「ん」、「ん」、「ん」のみ、現在の得点からプラス・マイナスが逆転するので気を付けましょう。マイナスの点数になっても大丈夫、すぐにもう一度「ん」、「ん」、「ん」を出せば元通りに!焦らないことが肝要です。
ここ最近では、日本ではVTuberを中心としたゲーム実況配信が流行している背景もあり、「NKO DICE」もそのゲーム性から配信が多く行われています。
数多くの視聴者さんが見守るなか、やっとの思いで「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」を見事に出し、高得点で気持ちよく配信を終えるゲーム実況者さんと、それを見た視聴者さん達で連日のように盛り上がっています。
ゲームにはランキングが存在し、世界中のプレイヤーと得点を競うことができますが、2021年6月9日現在不正ランキングが出ているとのことです。
『不正「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」』がトレンドワードを得るなど、誠に遺憾ではありますが現在対応が待たれます。
「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」、そのほか様々な役を出してスコアがハイになるゲーム「NKO DICE」はKSYMよりSteamにて販売中です。
皆さんもお椀の中に「お」、「ち」、「ん」、「ち」、「ん」を入れ、高得点役を出してみませんか?
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