ローグライク性強めの箱庭ダンジョン系アクションRPG「The Binding of Isaac: Rebirth」 ー インディゲーム紹介

ゲーム紹介

 「The Binding of Isaac: Rebirth」は前作「The Binding of Isaac」からの続編であり、醜くて可愛い、可愛くて醜い世界で泣き虫の主人公アイザックが冒険するローグライクアクションRPGです。
 ゲームの難易度はやや高めですがローグライク性が強めで、道中で得られるパワーアップアイテムの違いで主人公の強さに大きな差を生みます。そのため、運が良ければ誰でも無双ができるようになります。ローグライクゲームよろしくパーマデス方式で、時には非常に苦しい状況でドキドキな戦いが繰り広げられるかもしれません。
 主人公となるキャラクターやアイテムの効果には様々な種類がありますが、アンロックしていないものはプレイ中登場しません。初期段階ではどんなに頑張っても強さは一定までしか見込めませんから、まずは操作に慣れつつ各種アイテムをアンロックしていきましょう。大抵のアイテムはとりあえずな気持ちで遊んでいてもアンロックできます。
 なお、前作「The Binding of Isaac」の知識や経験が無くても十分遊べますが、経験があるならば活かせるかと思います。

 なお、ゲーム全体を通して、決してリアルなものはないですが肉や臓物が飛び散ったりする表現(いわゆるキモカワなグロ)、蜘蛛とハエを中心とするムシ、可愛いうんちなどの描写があり、人によっては嫌悪感を誘発するため注意です。ビジュアルによる嫌悪感については、ストアページのPVではゲーム中のスクリーンが無くビジュアルがわかりづらいため、静止画のスクリーンショットを一通り見て確認してみることをお勧めいたします。本記事でもいくつかのスクリーンショットをお借りしています。

 本作は箱庭2D系の「ゼルダの伝説」シリーズ(「夢を見る島DX」など)にインスパイアされており、四角い部屋を見下ろすような視点で、部屋が連なって構成されたダンジョンを攻略していきます。
 敵が出現すると、その部屋の扉が全て閉まって強制戦闘となります。敵を全員倒して先へ進みましょう。各階層にはボス部屋があり、ボスを倒せば次の階層への道が開きます。
 主人公のメインの攻撃手段は涙。泣き虫な主人公ですがなかなかにユニークですね。涙は上下左右の4方向へ撃ち出すことのできる弾で、しばらくまっすぐ進んだ後落ちていき、床や敵などに当たるとはじけて無くなってしまいます。そんなに涙を飛ばしてそのうち涙が枯れる…なんてことは無く何度でも撃てますのでご安心を。
 主人公の移動と上下左右への撃ち出しを駆使して戦うわけですが、撃ち出す涙は主人公の移動の慣性を受けます。例えば横に移動しながら上に涙を撃つと、涙は斜めに飛んでいきます。移動方向と涙を撃つ方向が同じならば射程を伸ばせますし、その逆も然りです。ちょっとした性質ですが大切なテクニックなので早めに習得したいところです。

 このゲームのパワーアップアイテムは2つのタイプに分かれます。
 1つはパッシブ型で拾うと永続で効果を発揮しますが捨てられません。主人公の見た目にも影響を与えます。
 もう1つは発動型で、いずれか1つだけ持ち歩くことができます。発動型を新たに拾うとそれまで持っていたものはその場に置かれますので、同じ階層内であればいつでも取り替えられます。発動には1~6段階までのチャージが必要なことが多く、チャージを全消費して効果を発動します(画像の左上のアイテムは1チャージの発動型アイテム)。チャージはアイテムの効果でできるほか、戦闘部屋で敵を掃討すると1チャージされます。なお、1~6段階までのチャージ方式ではないタイプも存在します。
 パワーアップアイテムの特徴ですが、効果は拾うまでわかりません。外観は固定なので覚えていれば拾う前から効果がわかりますが、その種類は大変豊富であり全てのパワーアップを把握するのは相当な記憶力を要します。全てのアイテムが必ずしも有益とは限らず、パワーアップの組み合わせによってはむしろ拾わないほうがよかった…なんてこともあります。よく使うものや効果が高いもの、あるいは逆に拾いたくない要注意アイテムの組み合わせだけ覚えておくでも大丈夫でしょう。組み合わせ次第で何倍にでも強くなれるので、拾って試してを繰り返して経験を積み、戦略を増やすことが大切です。
 パワーアップを繰り返してあまりにも強くなると、画面全体を覆うような貫通弾の弾幕で、部屋に入った瞬間に敵を一掃することも… もはやそれは涙と言えるのか。 無双できた時の快感はたまりません。

 ゲームではこのほかにも、様々な消費アイテムが存在します。

・消費アイテム
ペニーお金です。ショップでパワーアップアイテムと交換するなどの用途があります。
爆弾サブ攻撃手段として使えます。
 戦闘中に閉まっているドアをこじ開け、逃げるといった使い方もできます。
 近くにいると自爆しますので巻き込まれないように。
鍵付きドアを開きます。黄金の鍵付きドアは確実にパワーアップアイテムがあるので、積極的に開けたいところです。
バッテリー前述の発動型パワーアップアイテムのチャージを回復します。
赤ハート体力です。ゲームでは血として扱われることもあります。最大値以上に拾って回復することはできません。
 ダンジョンには赤ハートを吸って代わりにアイテムをくれる「ハート乞食」がたまにいます。
ソウルハート青色(見た目は灰色っぽい)のハートで、赤ハートと同じく体力となります。
 赤ハートと違って失うとそれっきりの一時的なもので、赤ハートよりも優先して消費されます(一部の直接的に赤ハートを消費するダメージは例外)。
 失ったぶんは新たに拾い直すしかありませんが、赤ハートの最大値と関係なく拾えるうえ比較的入手しやすいです。
黒ハートソウルハートと同じ優先順位で消費される一時的な体力です。ソウルハートとは「拾った順番」で消費の優先順位決まります。
 黒ハートを1つ消費すると、今の部屋にいる敵全員にダメージを与えます。攻撃にも防御にも使えるので便利です。
 ちなみに、赤ハートが完全に無くなってもソウルハート&黒ハートで生き延びることができます。全てのハートを失うとゲームオーバーです。
エターナルハート白色のハートで、拾うと赤ハートの最大値の位置に白い半ハートが追加されます。
 これを消費することなく次のフロアへ進むorもう一つエターナルハートを拾うと、赤いハートの最大値が+1されます。赤ハートにダメージを受けないようにしたいですね。
タロットカード&薬:いずれか1つのみ持ち歩くことができ、任意のタイミングで発動できます。
 タロットカードはカードごとに固定の効果を発動します。
 薬は効果がランダムで、1度使うなどすると識別されて効果内容がわかるようになります。メリット薬とデメリット薬がありますが、パワーアップにはデメリット薬だけをメリット薬の効果に変えてしまうものもあるとか…。
 タロットカードと薬は、ゲームに挑戦するごとに全ての効果からランダムでいくつかが抽選され、選ばれたもの以外はその回では登場しません。
ルーンアイテム:いずれか1つのみ持ち歩くことができ、自動で効果を発揮します。
 ユニークな効果を持っていることが多く、要らなければ任意でその場に捨てることができます。

 大型MODでありながら公式続編DLCして配布されている「The Binding of Isaac: Afterbirth」・「The Binding of Isaac: Afterbirth+」と、続編「The Binding of Isaac: Repentance」は、本作「The Binding of Isaac: Rebirth」よりも更に難易度が非常に高めで、理不尽級の難しさを誇ります。そのため、本作をまだ十分に遊んでいない内は本作を集中してプレイされるとよいと思います。
 「The Binding of Isaac: Rebirth」を遊びつくしてまだまだ物足りない!というかたは理不尽に挑戦してみてはいかがでしょうか?

 難しいが無双の快感はたまらないローグライク性強めのアクションゲーム「The Binding of Isaac: Rebirth」はNicalis, Inc., Edmund McMillenよりSteamやNintendo Switchなどで販売中です。

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The Binding of Isaac: Rebirth is a randomly generated action RPG shooter with heavy Rogue-like elements. Following Isaac on his journey players will find bizarr...

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