以前紹介した箱庭ダンジョンのローグライクアクションRPG「The Binding of Isaac: Rebirth」。状況次第で気持ちよく無双できる本作ですが、現状の人気は海外中心であり、日本ではプレイ動画や解説サイトなどまだまだ充実してほしくあります。逆に海外では何百本ものプレイスルー動画アップするなど根強いファンもいらっしゃいます。
ゲームが流行するには当然作品を楽しんで、その気持ちを共有して「自分もプレイしてみたい！」という流れを得ることが大切です。本作の楽しみはいかに無双できるようになるかが鍵だと考えますので、より強くなるためのテクニックをいくつか紹介します。
なお、この記事では「The Binding of Isaac: Rebirth」についての情報となります。追加DLCである「The Binding of Isaac: Afterbirth」他では仕様が異なる場合があります。
強くなるためにはパワーアップアイテムを取れるかに掛かっています。それを拾うにしろ拾わないにしろ、とにかくパワーアップアイテムのチャンスをいかに作れるか、知っているだけでも変わります。
パワーアップは特殊な部屋にて見つけることが多いので、まずは主だった(よく見かける)部屋の種類を覚えましょう。なお、置かれているパワーアップのタイプは部屋ごとに決まっているので、大まかな傾向で紹介します。
各部屋の特徴について、＋はメリット、ーは注意点などを纏めています。
お宝部屋
+：部屋を開ける条件が「鍵1つ」と、比較的容易です。
確実にパワーアップアイテムが置いてあります。
ー：条件が容易とはいえ、ステージ序盤では鍵が足りないケースもしばしば起きます。
取れるアイテムの種類が非常に多く、欲しい強化を狙いにくいです。
「WOMB」など後半のステージではお宝部屋が存在しません。
お店、図書館
+：部屋を開ける条件が「鍵1つ」と、比較的容易です。
お店では消費アイテムなども買えるので便利です。
図書館では発動型の本アイテムがいくつかあります。タダで貰えます。
確率としてはお店の出現率が高いです。
お店はプレイを重ねてアップグレードすることで、商品が最大5つになります。
ー：条件が容易とはいえ、ステージ序盤では鍵が足りないケースもしばしば起きます。
お店では、アイテムを取るにはペニーが必要です。先立つものはお金です。
お店では取れるアイテムの種類がそこそこ多く、欲しい強化を狙いにくいです。
パワーアップアイテムが無い時もあります。
「WOMB」など後半のステージではお店、図書館が存在しません。
図書館では発動型の本アイテムばかりなので、他のタイプのパワーアップが貰えません。
ほとんどのケースで中に入るまでお店、図書館の区別ができません。
鍵の数の関係でお宝部屋と迷ったら、お宝部屋が優先されるべきです。
特殊ボスとの強制戦闘が発生する時があります。ただし、倒せば報酬を得るチャンスです。
アーケード
+：部屋を開ける条件が「ペニー1つ」と、非常に容易です。
中のアーケードで遊び続けることで、パワーアップアイテムや消費アイテムを得られます。
強力な「変身対応アイテム」を得られることがあります。
ー：部屋の中で更にペニーや赤ハートが必要になります。加えて運次第で必要な数が変わり、場合によっては大量に消費してしまいます。
貰えるパワーアップは全て含めるとそれなりの種類がありますが、アーケードごとにその出現確率にかなりの偏りがあります。
チャレンジ部屋
中盤のステージで登場します。
+：取れるアイテムの種類が多く、何かしらのパワーアップアイテムが取れる確率もそこそこです。
パワーアップアイテムに加えて消費アイテムなども貰えるチャンスが多いです。
ー：部屋を開ける条件が「現在の合計が、赤ハートの最大値の倍以上」と、ソウルハート・黒ハートの維持が重要になります。
中のものに触れた時点で強制的に3waveの戦闘になります。
勝ってもパワーアップアイテムが手に入らないこともあります。ただし、消費アイテムなども貰えることを考えると無意味ではありません。
ボスチャレンジ部屋
チャレンジ部屋の代わりに出現します。
+：チャレンジ部屋よりも良いものが貰える可能性があります。
ー：中のものに触れた時点で強制的に2waveのボス戦闘になります。
出現条件が「階層突入時に赤ハート全快」、部屋を開ける条件が「赤ハート最大値が1以下」と、赤ハート最大値を減らして安全な体力を得る手段が無ければ突入さえも難しいです。ソウルハート・黒ハートを大いに活用しましょう。
呪い部屋
+：最初から開いています。
得られるパワーアップアイテムは、強力な「変身対応アイテム」の確率が高いです。
ー：出入りのたびにダメージを受けます。なお、飛行状態であれば「入り」のみノーダメージで可能です。
パワーアップアイテムが得られる確率はそう高くはなく、ダメージ覚悟で入っても大したものが置かれていないことがあります。
生贄部屋 ※扉の外観からではなく、マップアイコンから判別できます。
+：最初から開いています。
中央の刺を踏んでダメージを受けると宝箱を貰えることがあります。
1度で宝箱が貰えなくても、さらに刺を踏んでダメージを受けると貰える確率が高くなります。
ー：当然ですがダメージ必須です。
宝箱が必ず貰えるわけではありません。また、パワーアップアイテムが出るとも限りません。
悪魔部屋
+：攻撃面で強力なアイテムが多い、非常に強力な部屋です。
飛行系アイテムの確率も高いです。
1部屋で2,3回の大量取引も可能です。運が良いと一瞬で超強力になれます。
なお、海外のプレイ動画ではこれらの理由から非常に人気な部屋です。
ー：部屋を開ける条件が「その階層全体で赤ハートにダメージを受けずにボス撃破」と、難易度があります。
取引でハート最大値orソウルハートを失うので常にリスクが付きまといます。ご利用は計画的に。
ハートが足りないとそもそも取引ができません。
運が悪いと取るべきアイテムが置かれていない時があります。
特殊ボスとの強制戦闘が発生する時があります。この時、報酬もほとんどの場合大したものになりません。(D6によるアイテムリロールを狙うのもアリ)
+ー両面：一度でも取引すると、以降の階層で条件を満たしても必ず悪魔部屋になります。
天使部屋
+：攻撃のみならず防御系アイテムも充実している、非常に強力な部屋です。
アイテムはタダで手に入ります。
どのアイテムもほぼ取って問題ありません。
ー：部屋を開ける条件が「その階層全体で赤ハートにダメージを受けずにボス撃破」と、難易度があります。
加えて、前の階層で悪魔部屋の取引を無視しなければなりません。(→条件をクリアしながら1階層ぶんのパワーアップチャンスを見過ごす。)悪魔部屋のアイテムは魅力的なので、判断力が問われます。
アイテムは1つしかありません。
シークレット部屋
+：部屋を開ける条件が「爆発物」と、非常に容易です。
爆弾だけでなく、トロール爆弾、爆発涙、さらには敵の爆発でも開けられます。
パワーアップアイテムが置かれているとは限りませんが、高い確率で何かしらが置いてあります。
どの階層にもノーマルシークレット部屋、スペシャルシークレット部屋の2つがあります。
最初からは空いておらず、マップにも表示されていませんが、部屋の位置にはある規則があるため知識を持っていればある程度の予測が可能です。
→ノーマルシークレット部屋：より多くの部屋と隣接しています。階層内で隣接している部屋数が最も多い空間を探しましょう。
スーパーシークレット部屋：1つの部屋にしか隣接していません。ボス部屋の近くである確率が非常に高いです。
また、どちらのシークレット部屋も入り口となるマスの前が穴or岩の場合、そこにシークレット部屋は発生しません。消去法で場所を特定する手がかりとして活用できます。
ノーマルシークレット部屋について、シークレット部屋を経由して悪魔・天使部屋を除く別の部屋に入ることも可能です。例えば前述の呪い部屋ならシークレット部屋を経由することでダメージ無しで出入りできます。開けるのに鍵を使う部屋なら、シークレット部屋を経由することで鍵の代わりに爆発物で侵入できます。有効に駆使することで、特殊な部屋に入る機会を増やせる=パワーアップのチャンスを増やせます。
ー：有用なアイテムがあるとは限りません。
特殊ボスとの強制戦闘が発生する時があります。ただし、倒せば報酬を得るチャンスです。
ここで紹介した以外にも、まれに特殊な部屋に遭遇することがあります。
また、部屋ワープで特殊な部屋に飛んで入れるケースもあり、部屋ワープの場合、条件に関係なく入れることもあります。悪魔部屋でも問答無用で侵入可能です。ワープの手段によってどこに入れるか異なるので、特殊な部屋に入れる可能性があるワープ法は活用したいところですね。
特殊な部屋に入ったり金の宝箱を開けたりと、パワーアップアイテムを得るチャンスを増やすには鍵を始めとした消費アイテムの管理が重要です。まずは適切なアイテム管理ができるようになることを意識しましょう。
特殊な部屋でなくとも、普通の部屋でパワーアップアイテムを得られるケースがあります。ハートやペニーと引き換えに様々なものをくれる「乞食」が居たり、周囲に散らばる岩を壊して回っているだけでも見つけられることがあります。消費アイテムの管理に余裕が出れば、こういったポイントで更にパワーアップチャンスを増やせます。
パワーアップできるチャンスを知り、部屋ごとにどんなパワーアップが得やすいかを知り、効果的にゲームを進めることでより強くなって無双しやすくなります。ゲームに詳しくなれば、高い水準で無双し、本作を大いに楽しむことができるでしょう！
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