徘徊しながら背景も楽しめる迷路アドベンチャー「迷路探偵ピエール：ラビリンス・シティ」 ― インディゲーム紹介

ゲーム紹介

2022.01.15

本作は「Darjeeling」より発売されたパズルアドベンチャ―ゲーム。2021年6月22日にSteamにてリリースされていて、PC、Nintendo Switchで遊ぶことができます。

本作は世界で大ヒットした絵本「迷路探偵ピエール」をゲーム化した作品です。迷路と化した街中を自由に歩き回り、個性豊かなキャラクターたちとの会話を楽しめます。あなたは名探偵ピエールとなって、迷路ストーンを盗んだ怪盗Xを捕まえる為に、動く絵本の世界を探検してクリアを目指しましょう。

絵本の中に登場する人やモノ・動物はどれも個性的な動きをしており、背景を眺めているだけでも楽しめるのが本作のすごいところ。「ウォーリーを探せ」を思い起こさせるグラフィックで、この人たちは何をしているのだろう？と考えながら読んでいたものが、本作では一つのギミックとして機能しています。

プレイヤーは絵本のマップの中を重要人物がいる目標地点まで迷子になりながらも徘徊して進みましょう。目標地点に到達すると次の目標が現れて、最終的には怪盗Xのもとにたどり着きます。非常にシンプルな内容ですが、背景のギミックの多さだけでなく、やり込み要素も存在しています。

本作の迷路の難易度は小さな子供にも遊べるように、かなり低めに設定されています。その代わりに多数のギミックだけでなく、100個以上のミニゲームと収集可能アイテムが実装されていて、さらに500個以上の会話や操作コンテンツが用意されています。ゲームを始めたばかりのピエールの部屋は殺風景なものですが、迷路で集めたアイテムや記念品が飾られる棚もあり、全て集めるのは一苦労です。全10ステージ構成ですが、ぜひ絵本の世界を冒険してみてください。