「超将棋」バカゲーでありつつも戦略性の高いオンライン対戦の魅力

やりこみ記事

先日開催されたゲームクリエイター甲子園2021で、我々インディゲームスジャパンの特別賞だけでなく複数の賞を受賞したゲーム「超将棋」。前回の開発者インタビューに続いて、オンライン対戦の魅力について迫っていきたいと思います。

バカゲーと競技性を併せ持つ稀有な存在

「超将棋」は、本来の将棋のルールを超え、将棋の駒を飛ばして王将を落とす戦いをするゲームです。
将棋のようで将棋でない、独特な物理演算が魅せるとんでもない展開でバカゲーとしての魅力を語られることが多いゲームですが、ターン制のオンライン対戦では、高い戦略性を感じました。

ターン毎に攻めか守りか、何をすることが最善かを考え、手を進めていくゲーム性は、まさに将棋そのもの。
「超将棋」の凄さは、バカげたことが起こりつつも、各駒の飛ばせる方向や威力の上限が、既存の将棋のルールに基づいていることにより、気づけば将棋のセオリーを頭で考えて戦略を練っている点だと気付かされました。

戦略性もありつつ、ごちゃごちゃ駒が重なり合ったり、パーティゲームのような楽しみ方も出来る。

何が起こるかわからない、けど予想が付くから面白い

今回は約1時間友人戦を遊びましたが、とにかく終始笑いっぱなしで連戦連戦…あっという間の1時間でした。
とにかく何が起こるかわからず、思いも寄らないことが連発します。

まさかの竜馬と王将が立って並ぶ事態に…
竜馬が斜め方向に溜めて攻撃!
見事に王将を場外へ!終始笑いっぱなしで負けても楽しいのがこのゲーム最大の魅力。

しかし、本当に予想が付かないわけではなく、駒の挙動を体で覚えるとなんとなく展開が読めるようになります。
このバランスが何度もリプレイしてしまう要因なのだと感じます。

何度やっても新しい戦略を思いつく

今回、両プレイヤーは詰将棋モードを一通りプレイした状態で対戦に望みましたが、とにかく1戦毎に新たな戦略を思いつきます。
例えば、
 ・どこに居ても駒を裏返すことで成ることが出来る性質を利用する
 ・駒を立たせて空中に向けて放つことで、アクロバットな回避や攻めが行える
 ・相手の駒を取って、その駒で直接相手の王将を狙う

取った相手の駒を自ら撃ち出せるのもこのゲームならではの戦略性を増やす。

など超将棋ならではの戦略が次々生まれ、毎試合大盛りあがりでした。

王将の上に敵の金将が立つ珍プレーも…

前回の開発者インタビューで、eスポーツを目指すとありましたが、大会を開いても大いに盛り上がる競技性を我々も感じました。
まだオンライン対戦をプレイしたことが無い方は、ぜひプレイしてその面白さに触れていただきたいと思います。
「超将棋」はSteamにて無料でプレイすることが出来ます。


Twitter:https://twitter.com/choushougi
BOOTH:https://fortgs.booth.pm/
GCK2021「超将棋」ページ:https://game.creators-guild.com/gck2021/3977/

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