テストプレイを上手く行うための5つのポイント

ゲームを作る

なぜゲーム開発においてテストプレイが重要なのでしょうか?それはデバッグのためだけではなく、ゲームの難易度や操作性といった直感的なものを客観的に知ることができるからです。自身や開発チームは操作性が良いと思っていても、お客様となるプレイヤーが悪いと思ったら遊んでもらえなくなるかもしれません。開発者の皆さまがより高いクオリティのゲームを届けられるように、今回はテストプレイを上手く行うポイントを紹介していきます

・積極的にゲームを公開すること
「まだゲームが完成してない」「どうせ想像した意見と同じだろう」「作品を見せるのが恥ずかしい」と思う方がいるかもしれませんが、プレイヤーからもらった意見で新しいアイデアが浮かんだり、ゲームが思ったより高く期待されていることもあるので、恐れずに未完成のゲームでもプレイヤーに見せましょう。また、ゲームテスターを雇う費用をかけなくても、オンラインのゲーム関連イベントやSteamにゲームを見せればフィードバックをくれるので、ぜひ活用していきましょう!

・対象者がゲームに対して一定の理解があること
文頭でも言いましたが、テストプレイを行う目的はプレイヤーが面白さや操作性などに対してどんな意見を持っているのかを知るためですので、ゲームをした経験があまりない友達や他人にやってもらっても建設的な意見があまりいただけないでしょう。また、ゲーマーもハードコアゲーマーなど様々なゲーマーがいるので、できるだけ多くの人に遊んでもらいましょう

・テストプレイを複数回やってもらう
ゲームは体験版でもアップデートした後印象やゲーム内容が大きく変わるかもしれません。そのため、複数回やっている人と初めてプレイする人が気付いていることや感想が違ってくるので、できれば複数回やってもらえるようにコミュニティを作り上げたり、プレイヤーとの連絡を保ったり工夫した方が良いでしょう。

・アンケートを取ること
フィードバックをもらうために様々な方法がありますが、オンラインではアンケートの方がやりやすいでしょう。質問としては「気に入っているところと嫌いなところ」「機会があればもう一度遊びたいですか」など感想を聞くようなものが良いのでぜひ参考にしてください。

・積極的に助言をしないこと
ゲーム関連イベントでゲームを展示する時に事前にプレイヤーに操作方法を教えたり、難しいステージに詰んでいる時にすぐに助言をしたりすることは少なくないと思いますが、そのようなことは客観的な意見を得るうえでは逆効果になってしまうのでやめた方が良いでしょう。例えば、事前にプレイヤーに操作方法を教えると、チュートリアルやUIが正しく役割を果たしているのかが分からなくなります。

以上のポイントができていれば、テストプレイでより多くの有益なフィードバックがもらえると思うので、ぜひ試してみましょう!

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