マーケティング~第2回 販売本数・金額~

マーケティング

■販売本数・金額
 インディゲーム市場で発売されるゲームは、一体どれくらい売れているのか。
 自分たちのゲームは、どれくらいの売上を見込めるだろうか。
 まず最初に気になる点だと思いますが、残念ながら現在この数字を正確に入手する手段はありません。
 2018年春まではsteam spyが非常に精度の高い推定販売本数を出していましたが、Steam Web APIの変更によって取得出来るデータが絞られた結果、かなり大まかな推測値しか出せなくなっています。

 現在入手出来る正確な情報としては、限られた範囲ですがSteam「研究ノート」ページがあります。
https://partner.steamgames.com/doc/blog/2020/new_releases
 ここでは「新作タイトルの発売後2週間での販売金額」を元に、年度別の該当タイトル数がグラフにされています。
・発売後2週間で$5,000以上売り上げたタイトル数

・発売後2週間で$50,000以上売り上げたタイトル数

・発売後2週間で$100,000以上売り上げたタイトル数

・発売後2週間で$250,000以上売り上げたタイトル数

 ここにはAAAタイトルも含まれますが一貫して増えている事が見て取れますし、2014年から大きく水準を上げるように増えているのは「GreenLight」や「Steam Direct」によって参入してきたインディゲームではないかと推測出来ます。

 またこれも数は少ないですが、パブリッシャーからの公式リリースで本数を知る機会もあります。
■【天穂のサクナヒメ】100万本突破記念メッセージ
https://news-cs.marv.jp/article/11636
■国産クラフトゲーム『Craftopia(クラフトピア)』、Steamにて累計販売数50万本突破!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000071410.html

 ちなみに販売本数として当サイトがランキングで出している推測値は、Steamでのレビュー数に60を乗じた数値です。
 VG InsightsやSteam DataBaseも同様の計算をしているようですが、これまでの経験上、発売間もない作品の販売本数としては不思議なほど正確な数字になっています。
 (発売から時間が経つほど、所持ユーザーの母数が増えているので数字が大きく出るようになります。Steam DataBaseでは乗じる係数を60から20に漸減させているようです)

 これは、直近1年間に発売された有料インディゲームの推定販売本数をVG Insightsでグラフ化した物です。
 トップ1%が23万2千本、上位25%で2,160本となっており、印象としてはかなり少ないように感じますが、発売間もないタイトルも含まれており今後数年間にわたってセールで売上を伸ばしていくこと、上位タイトルほどSteam以外のプラットフォームにも展開する事を考慮すると、トップ1%で100万本という当サイトの推測は大きく外れていないのではないかと考えます。

※参考になるサイト
・Steam
https://store.steampowered.com/
・steam spy
https://steamspy.com/
・Steam DataBase
https://steamdb.info/
・VG Insights
https://vginsights.com/

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